滋野瑞竜軒(読み)しげのずいりゅうけん

世界大百科事典(旧版)内の滋野瑞竜軒の言及

【講談】より

神田白竜子は武家屋敷などに招かれて兵法書や軍記物を講釈し,大家として尊敬された。一方,滋野瑞竜軒(しげのずいりゆうけん)も軍談読みの大家として知られたが,当時まで尊大にかまえて読んでいた軍談を,客受けをあてこんで読むようになり,ここにいわば芸人的傾向がみられはじめた。成田寿仙は《伊達騒動》《黒田騒動》など騒動物を読み好評を博したが,幕府からの禁止令により,《日蓮記》など説教種に活路を開いた。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」