溝・溷(読み)どぶ

精選版 日本国語大辞典 「溝・溷」の意味・読み・例文・類語

どぶ【溝・溷】

[1] 〘名〙
汚水雨水などを流す細いみぞ。
※雑俳・筑丈評万句合(1746‐48)「さそはれて霊地の花の下水(どぶ)へ散り」
② 釣りで、川の流れのゆるやかな深い淵をいう。「どぶ釣り」
[2]
[一] 江戸時代浅草の溷店(どぶだな)略称
※雑俳・柳多留‐二四(1791)「いい男どぶから女房つれて来る」
[二] 江戸時代、吉原のお歯黒溝(はぐろどぶ)の略称。
※雑俳・柳筥(1783‐86)初「どぶをこしたは四郎兵衛が落度無し」

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