溜める(読み)タメル

デジタル大辞泉 「溜める」の意味・読み・例文・類語

た・める【×溜める】

[動マ下一][文]た・む[マ下二]
少しずつ集めて量をふやす。集めたものを減らさずに取っておく。集めたくわえる。「雨水を―・める」「目に涙を―・めて哀願する」
(「貯める」とも書く)たくわえを多くする。「小金こがねを―・める」
力などを発揮するのをぎりぎりまで押さえて、たくわえておく。「腰を―・めて打つ」
物事の決まりをつけず、とどこおらせる。なすべき物事をかたづけないまま残してしまう。「仕事を―・める」「家賃を―・める」
釣りで、さおの弾力性を利用して魚の引きに耐え、魚を弱らせる。
とどめる。とめる。
「追っかけて討手をだに下したらば、敵、足を―・むまじかりしを」〈太平記・八〉
[類語](1蓄える集める貯蔵する蓄積する集積する蓄蔵する貯留する/(2貯蓄する蓄財する貯金する積み立てる/(4延納する延滞する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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