源八町(読み)げんぱちちよう

日本歴史地名大系 「源八町」の解説

源八町
げんぱちちよう

[現在地名]北区天満橋てんまばし二―三丁目

友古ゆうこ町から北西に延びる天満橋筋の両側町で、北は国分寺こくぶんじ(現大淀区)に続き、東は淀川。明暦元年(一六五五)の大坂三郷町絵図に町名がみえる。大坂三郷天満組に属し、元禄一三年(一七〇〇)の三郷水帳寄帳では屋敷数三二・役数三一半役で、うち年寄分一役・会所分半役が無役。年寄は綿屋次郎左衛門。付近は野菜の産地で、源八物として知られる。享保飢饉の際の施行人は二六名(仁風一覧)、天保の飢饉では年寄藍屋安右衛門ら二四名(天保仁風便覧)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android