満腹感(読み)マンプクカン(英語表記)satiety

翻訳|satiety

デジタル大辞泉 「満腹感」の意味・読み・例文・類語

まんぷく‐かん【満腹感】

腹がいっぱいになった気分。「じゅうぶんに食べたので満腹感がある」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「満腹感」の意味・わかりやすい解説

満腹感
まんぷくかん
satiety

食物十分摂取することによって生じる感覚満腹中枢視床下部の腹内側核に存在する。ここが破壊されると,いくら摂食しても満腹感が得られず,過食する結果肥満となる。一方,視床下部の外側野 (摂取中枢) が破壊されると逆に食欲が減退し,ついには餓死することになる。

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世界大百科事典(旧版)内の満腹感の言及

【食欲】より

…しかし,一般に食欲といえば空腹感の意味で用いられることが多いので,ここでは食欲と空腹感を同義語として扱い,以下解説する。
【食欲(=空腹感)および満腹感の意義】
 すべての動物は個体および種族の維持に基本的な学習によらない生得的に備わった本能(食欲,飲欲,性欲など)を有している。食欲は個体の生命維持に不可欠な本能の一つであり,食欲および満腹感の発生によって,動物は摂食量を調節する。…

※「満腹感」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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