湯玉(読み)ユダマ

デジタル大辞泉 「湯玉」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐だま【湯玉】

湯が沸騰するときにわきたつ泡。湯花。
玉になり飛び散る熱湯。「湯玉が走る」
[類語]熱湯煮え湯ぬるま湯白湯さゆ湯水湯冷まし微温湯びおんとうぬる湯熱湯あつゆ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「湯玉」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐だま【湯玉】

〘名〙
① 湯が沸騰する時にわき上がってくるあわ。湯の表面に浮き上がる空気のあわ。ゆばな。
※両足院本山谷抄(1500頃)一四「湯玉を跳珠に比して縄荷香と云が妙なぞ」
② 玉のようになって飛び散る熱湯。
浮世草子好色一代男(1682)五「火宅のくるしみも今ぞと、こぼるる泪袖に懸れば、湯玉(ユタマ)のごとし」
風呂の中で、からだに付着する細かいあわ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android