測地測量(読み)そくちそくりょう

百科事典マイペディア 「測地測量」の意味・わかりやすい解説

測地測量【そくちそくりょう】

一国の地図をつくる場合のように広大な地域を対象とする測量。最終結果の相対誤差は10(-/)6程度。これは1kmの長さを1mmまで測定することに相当する。測定器械の種類,結果の計算方法,地球回転楕円体と考えて測量しなくてはならないことなどの点で,普通の土木測量(平面測量)と区別される。

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世界大百科事典内の測地測量の言及

【測量】より

… 地球は回転楕円体に近いものであるが,測量の範囲が狭い場合には地表を平面として取り扱うことができる。このような測量を平面測量plane surveyといい,地表を曲率を考えた面として取り扱うものを測地測量geodetic surveyという。前者を小地測量,後者を大地測量ということもある。…

※「測地測量」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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