減る(読み)ヘル

デジタル大辞泉 「減る」の意味・読み・例文・類語

へ・る【減る】

[動ラ五(四)]
数・量・程度などが少なくなる。とぼしくなる。「収入が―・る」「水かさが―・る」⇔増える増す
すりへる。摩耗する。「タイヤが―・る」「靴が―・る」
(「腹が減る」の形で)空腹である。「腹が―・ってはいくさはできぬ」
(打消しの語を伴って用いる)気おくれする。ひるむ。臆する。「口の―・らない若僧だ」
「祐慶は少しも―・らず」〈盛衰記・五〉
[類語](1減ずる減少目減り減らす約める低減半減累減逓減漸減急減激減減損縮減軽減削減減量減殺減衰減耗げんこう消耗摩耗摩滅減摩損耗摩損磨り減る磨り減らす/(3空くあく欠ける

め・る【減る】

[動ラ四]
へる。少なくなる。
「地ガ―・ッタ」〈日葡
衰える。弱る。めいる。
「過言申す者は必ず奢り易く―・り易し」〈甲陽軍鑑・三〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android