清聴(読み)せいちょう

精選版 日本国語大辞典 「清聴」の意味・読み・例文・類語

せい‐ちょう ‥チャウ【清聴】

〘名〙
① 清く聞こえること。
花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉五「歌に三要あり、清聴、清声清心、是れなり」 〔孟浩然‐宿業師山房詩〕
他人自分の話などを聞くことを敬っていう語。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉三「御両君の清聴を煩はし度いと思ひます」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「清聴」の意味・読み・例文・類語

せい‐ちょう〔‐チヤウ〕【清聴】

[名](スル)
清らかに聞こえること。
「歌に三要あり。―、清声、清心、是れなり」〈織田訳・花柳春話
他人が自分の話を聞いてくれることを敬っていう語。「御清聴ありがとうございました」
[類語]傾聴謹聴静聴拝聴陪聴聞く

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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