清粋(読み)せいすい

精選版 日本国語大辞典 「清粋」の意味・読み・例文・類語

せい‐すい【清粋】

〘名〙 (形動) 清らかでまじりけのないこと。私欲邪念がないこと。心が清廉潔白なこと。また、そのさま。
※虎寛本狂言・右近左近(室町末‐近世初)「上は御せいすいじゃ。利を以て申上るに負るといふ事が有物か」
歌舞伎幼稚子敵討(1753)口明「アア、お上はせいすいな。ヱヱ、有難ふ存じまする」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「清粋」の意味・読み・例文・類語

せい‐すい【清粋】

[名・形動ナリ]清らかでまじりけのないこと。潔白で私欲のないこと。また、そのさま。
「此―な私を、熊鷹の、熊手の、掴みづらのと異名をつけ」〈浄・卯月の紅葉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「清粋」の読み・字形・画数・意味

【清粋】せいすい

純粋。

字通「清」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android