清涼寺(読み)しょうりょうじ

精選版 日本国語大辞典 「清涼寺」の意味・読み・例文・類語

しょうりょう‐じ シャウリャウ‥【清涼寺】

京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町にある浄土宗の寺、清涼寺(せいりょうじ)別称

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デジタル大辞泉 「清涼寺」の意味・読み・例文・類語

せいりょう‐じ〔セイリヤウ‐〕【清涼寺】

京都市右京区にある浄土宗の寺。山号五台山源融みなもとのとおる山荘に始まる棲霞寺せいかじ内の釈迦しゃか堂に、奝然ちょうねんが宋から持ち帰った釈迦像安置して弟子盛算が一寺としたもの。嵯峨釈迦堂。しょうりょうじ。

しょうりょう‐じ〔シヤウリヤウ‐〕【清涼寺】

せいりょうじ(清涼寺)

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「清涼寺」の解説

清涼寺
せいりょうじ

京都市右京区にある浄土宗の寺。通称嵯峨の釈迦堂。この地には平安前期に左大臣源融(とおる)の山荘を寺に改めた棲霞(せいか)寺があり,平安中期には東大寺僧奝然(ちょうねん)が宋から請来した栴檀(せんだん)の釈迦如来像を,弟子の盛算が同寺の釈迦堂に安置。勅許を得て清涼寺と号した。釈迦像は三国伝来の霊像として信仰を集めた。室町中期には融通念仏の道場として賑わい,今も嵯峨大念仏狂言が行われる。「十六羅漢像」,釈迦如来立像(ともに国宝)などがある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「清涼寺」の意味・わかりやすい解説

清涼寺
せいりょうじ

京都市右京区嵯峨にある浄土宗の寺。左大臣源融の山荘を寺とし棲霞寺といったが,永延1 (987) 年に奝然が将来した『釈迦如来立像』 (国宝) を安置するため,盛算が釈迦堂を建立,五台山清涼寺と号した。この像は宋代の彫刻で,清涼寺式釈迦といわれ,多く模像が作られた。

清涼寺
せいりょうじ

中国山西省五台山にあった寺。華厳宗の第6祖澄観はここで『華厳経』を講義した。

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デジタル大辞泉プラス 「清涼寺」の解説

清涼寺

京都府京都市右京区にある寺院。浄土宗。山号は五台山。本尊の木造釈迦如来立像は国宝に指定。「嵯峨釈迦堂」とも呼ばれる。

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事典・日本の観光資源 「清涼寺」の解説

清涼寺

(滋賀県彦根市)
湖国百選 社/寺編」指定の観光名所。

清涼寺

(京都府京都市右京区)
日本三釈迦」指定の観光名所。

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