せい‐りゅう ‥リウ【清流】
〘名〙
① 水の清らかに澄んだ流れ。澄んだ水の流れ。
※
経国集(827)一・春江賦〈
嵯峨天皇〉「望
二春江
一兮騁
レ目、観
二清流
一之洋洋」
※類従本撰集抄(1250頃)一「清流に洗てし、衣の色を亦はけがさじの」 〔
班固‐西都賦〕
② よい家柄。
名門。その出身者。また、清廉潔白な人々。
※菅家文草(900頃)一〇・辞右大臣職第二表「况復当時納言居
二臣下
一者、将相貴種、宗室清流」 〔
魏志‐陳群伝〕
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デジタル大辞泉
「清流」の意味・読み・例文・類語
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「清流」の読み・字形・画数・意味
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世界大百科事典内の清流の言及
【漢】より
…当時3万人といわれる太学の学生や,地方では郷里制社会を宦官らの害から守ろうとする豪族や庶民にいたるまで反政府の清議(せいぎ)(世論)の輪は広がり,彼らは中央や地方の清節な官僚をみずからの代表として支援した。このような一派を清流とよび,宦官を濁流という。これに対して宦官は桓帝を動かし,166年に清流の誉れ高い李膺(りよう)(110‐169)ら200人を政治を誹謗(ひぼう)した罪で検挙し,彼らを党人と名づけて終身禁錮すなわち任官権剝奪処分とした。…
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