清平(読み)せいへい

精選版 日本国語大辞典 「清平」の意味・読み・例文・類語

せい‐へい【清平】

〘名〙 (形動) 世の中が清らかに治まること。清くおだやかなこと。また、そのさま。
※本朝文粋(1060頃)九・遠念賢土風詩序〈菅原文時〉「朝野清平。風雲律呂」
※古活字本毛詩抄(17C前)一六「毛は伐たれば天下が清平になったぞ一朝のあいだに天下を治たぞ」 〔後漢書‐杜詩伝〕

せい‐べい【清平】

〘名〙 魚「おやにらみ(親睨)」の異名

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「清平」の解説

清平 きよひら

1620-? 江戸時代前期の刀工
元和(げんな)6年生まれ。小田原藩主稲葉家のお抱え鍛冶(かじ)師となり,江戸,小田原に居住した。元禄(げんろく)9年(1696)の作に77歳とある。銘は「相模守(さがみのかみ)藤原清平」「相州八幡山住清平」など。加賀(石川県)出身。姓は辻村通称は五郎左衛門。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

普及版 字通 「清平」の読み・字形・画数・意味

【清平】せいへい

平静。

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