清人(読み)きよひと

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「清人」の解説

清人 きよひと

1827-1901 幕末-明治時代の刀工
文政10年生まれ。仙台藩士長野清右衛門の8男。鶴岡藩刀鍛冶師(かたなかじし)斎藤家の養子嘉永(かえい)5年江戸に出,清麿(きよまろ)に入門。7年に自刃(じじん)した師清麿が受注した刀剣数十をつくり,その債務を清算したという。明治9年の廃刀令布告後は,郷里山形県の温海(あつみ)温泉で旅館を経営した。銘は「庄内住豊前守(ぶぜんのかみ)藤原清人」など。明治34年10月3日死去。75歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android