清亮(読み)せいりょう

精選版 日本国語大辞典 「清亮」の意味・読み・例文・類語

せい‐りょう ‥リャウ【清亮】

〘名〙 (形動ナリ・タリ) 清らかではっきりしていること。汚れがなくさわやかなこと。また、そのさま。
※大和西大寺伊勢御正体厨子納入文書‐弘安三年(1280)三月一七日・結縁衆連署状「于時女人異相屡現、吹呻振袖再三、出清亮之声示云、我是牟山神也」
随筆胆大小心録(1808)一四二「古き釜を求めて〈略〉湯をたぎらすれば、其ひびき清亮として」 〔後漢書‐郎顗伝〕

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デジタル大辞泉 「清亮」の意味・読み・例文・類語

せい‐りょう〔‐リャウ〕【清×亮】

[名・形動]音などが清らかで澄んでいること。また、そのさま。「清亮音色
[ト・タル][文][形動タリ]音などの澄んでいるさま。「虫の音が清亮として響く」

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普及版 字通 「清亮」の読み・字形・画数・意味

【清亮】せいりよう(りやう)

さわやかで明るい。〔後漢書、袁忠伝〕初中、沛(はい)の相と爲り、車に乘じて官に到る。亮を以てせらる。天下大いに亂るるにび、~忠等、んで南のかた阯に投ず。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「清亮」の解説

清亮 せいりょう

1807-1870* 江戸時代後期の画僧
文化4年生まれ。月峰の子。義亮の弟。京都東山の双林寺住職。池大雅門下の父の画風をついで山水花草をよくし,東山大雅堂をいとなんだ。天保(てんぽう)10年刊「嵐山風雅集」に作品がのこる。明治2年12月19日死去。63歳。字(あざな)は大虚。別号玉嶺,葛原迂叟。

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