淵野辺村(読み)ふちのべむら

日本歴史地名大系 「淵野辺村」の解説

淵野辺村
ふちのべむら

[現在地名]相模原市淵野辺・古淵こぶち大沼おおぬま淵野辺本ふちのべほん町一―五丁目・淵野辺二―五丁目・鹿沼台かぬまだい一―二丁目・相生あいおい一―二丁目・高根たかね一―二丁目・共和きようわ一―四丁目・由野台よしのだい一―二丁目・大野台おおのだい一―八丁目・西大沼にしおおぬま一―五丁目・東大沼ひがしおおぬま一―四丁目・若松わかまつ一―六丁目・御園みその一丁目・同三丁目

東はさかい川を隔てて武蔵国木曾きそ村・根岸ねぎし(現東京都町田市)に対し、北西から東にかけて上矢部かみやべ村・上矢部新田村上溝かみみぞ村・当麻たいま村飛地・下溝しもみぞ村、東南は鵜野森うのもり村と接する。境川段丘の上下に集落がある。村央で八王子道(滝山道)、木曾道(大山道)が交差する。

建武二年(一三三五)七月の中先代の乱で護良親王を殺した淵辺義博の名字の地と思われる(太平記)。元亀三年(一五七二)一二月二〇日の北条家朱印状(県史三)によれば無量光むりようこう寺に対して「淵辺原」以下四原野の草木・萱の刈取りを許可している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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