深浅(読み)しんせん

精選版 日本国語大辞典 「深浅」の意味・読み・例文・類語

しん‐せん【深浅】

〘名〙
① 深いことと浅いこと。
田氏家集(892頃)中・春日留別菅大夫「傾蓋猶如骨肉親、交非深浅只因人」
※古活字本毛詩抄(17C前)二「礼義をはからぬは、水の深浅をはからいで渡ると同ぞ」 〔戦国策‐衛策・中山
② 色の濃いことと薄いこと。濃淡
※自転車日記(1903)〈夏目漱石〉「彼二婆さんは余が黄色の深浅を測って彼等一日のプログラムを定める」 〔唐太宗‐詠桃詩〕
③ 高いことと低いこと。高下。

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デジタル大辞泉 「深浅」の意味・読み・例文・類語

しん‐せん【深浅】

深いことと、浅いこと。深さの程度。「愛情深浅を推し測る」
色の濃いことと、薄いこと。濃淡。

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普及版 字通 「深浅」の読み・字形・画数・意味

【深浅】しんせん

深さ。

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