淡淡・澹澹(読み)たんたん

精選版 日本国語大辞典 「淡淡・澹澹」の意味・読み・例文・類語

たん‐たん【淡淡・澹澹】

〘形動タリ〙
① あっさりしているさま。物の色・味・感じなどが淡泊なさま。ものにこだわらないさま。
※蕉堅藁(1403)山居十五首、次禅月韻「滴残松桂溥々露、落尽蘭苕淡々花」
※婉という女(1960)〈大原富枝〉三「祖父母父母から伝えきいた話を〈略〉淡々とわたくしに話してきかせる」 〔劉向‐九歎〕
② 水などが静かに揺れ動くさま。
性霊集‐二(835頃)沙門勝道歴山水瑩玄珠碑「五音争奏天韻、八徳澹々自貯」 〔張衡‐東京賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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