淋菌性膿漏眼(読み)りんきんせいのうろうがん

世界大百科事典(旧版)内の淋菌性膿漏眼の言及

【クレーデ点眼】より

…分娩時に,出生した新生児の両眼に2%の硝酸銀液を点眼すること。この出生直後の新生児への点眼の目的は,女性の子宮頸管や腟に淋菌がいると,そこを通って生まれてくる新生児の眼に淋菌が感染し,ひどくなると淋菌による全眼球炎,すなわち淋菌性膿漏眼をおこし失明に至るので,これを防止するためである。以前は女性性器に淋菌をもっていることが多かったので,膿漏眼による新生児の失明も多かった。…

※「淋菌性膿漏眼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」