涙の外(読み)なみだのほか

精選版 日本国語大辞典 「涙の外」の意味・読み・例文・類語

なみだ【涙】 の 外(ほか)

① 涙を無関係なものとするさま。悲しさ、苦しさから流す涙などは全く無縁であるさま。
※新勅撰(1235)秋上・二二三「荻の葉に風の音せぬ秋もあらばなみたのほかに月は見てまし〈道助法親王〉」
② 涙というもののほか。涙以外。
※右京大夫集(13C前)「なみだのほかはことの葉もなかりしを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android