涓滴(読み)けんてき

精選版 日本国語大辞典 「涓滴」の意味・読み・例文・類語

けん‐てき【涓滴】

〘名〙
① 水のしずく。したたり。点滴。「涓滴岩を穿(うが)つ」
※業鏡台(1394‐1428頃)秋水之什後序「吸尽洙泗涓滴」 〔杜甫‐倦夜詩〕
② わずかなこと、些細(ささい)なことをたとえていう。
※宸翰英華‐慶長五年(1600)一二月二三日・後陽成天皇勅書「蓋泰山之一毫、巨海之涓滴者耶」
※政党評判記(1890)〈利光鶴松一一「涓滴の功を奏することを得ば」 〔薩都剌‐賜恩栄宴詩〕

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デジタル大辞泉 「涓滴」の意味・読み・例文・類語

けん‐てき【×涓滴】

水のしずく。したたり。
わずかなこと。少しばかり。「涓滴の功を奏する」

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普及版 字通 「涓滴」の読み・字形・画数・意味

【涓滴】けんてき

しずく。

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