精選版 日本国語大辞典 「消息宣下」の意味・読み・例文・類語
しょうそく‐せんげ セウソク‥【消息宣下】
〘名〙 勅旨を宣旨を用いて簡略に伝達する際の形式。口宣の伝達を受けた上卿が宣旨発給を命ずる書状(消息)を添えてこれを外記局・弁官・内記局などに送付するのでいう。消息はまた蔵人から上卿へ、あるいは弁官内部での弁から史への伝達にも用いられることがあった。
※宗建卿記‐享保一六年(1731)六月六日「輪王寺母堂経子〈冷泉前大納言為経卿女号栄秀院〉叙二従三位一〈消息宣下也〉」
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