デジタル大辞泉 「消え返る」の意味・読み・例文・類語 きえ‐かえ・る〔‐かへる〕【消え返る】 [動ラ四]1 《「返る」は、すっかり…する意》すっかり消えてなくなる。また、たちまち消えてしまう。「定めなく―・りつる露よりも空頼そらたのめする我は何なり」〈かげろふ・上〉2 《「返る」は、もとに戻る意》水の泡や霜などが消えてはまたできる。「―・り岩間に迷ふ水の泡のしばし宿借る薄氷かな」〈新古今・冬〉3 死ぬほどに思いつめる。「若き人々の、なだらかに物聞ゆべきもなく、―・り」〈源・橋姫〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例