海雲台(読み)かいうんだい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「海雲台」の意味・わかりやすい解説

海雲台
かいうんだい / ヘウンデ

韓国大韓民国)の南東端、釜山(ふざん/プサン)広域市東莱(とうらい)区の一部。釜山駅から北東に18キロメートル離れた海岸地域で、温泉と海水浴場で有名。背山臨海の地形で風景が美しい。温泉は水温45~50℃、アルカリ性単純食塩水で、ラジウム分をわずかに含む。交通が便利で保養客が多いが、とくに夏には海水浴客で混雑する。付近に東莱温泉、梵魚(ぼんぎょ)寺、北に通度寺などがあり観光的価値が高い。

[森 聖雨]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「海雲台」の意味・わかりやすい解説

海雲台【かいうんだい】

韓国,慶尚南道南東端,釜山の北東18kmにある温泉場で,ホテル旅館が軒を並べている。泉質無色透明の含アルカリ土単純食塩泉で,45〜50℃。夏は海水浴場としてにぎわう。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android