海道湯漬(読み)かいどうゆづけ

精選版 日本国語大辞典 「海道湯漬」の意味・読み・例文・類語

かいどう‐ゆづけ カイダウ‥【海道湯漬】

〘名〙
街道筋旅人に食べさせる簡単な湯漬飯
※俳諧・一息(1693か)「座敷形海道湯漬は身にならず」
② (さらさらとして淡泊なこと、また、先を急ぐので落ち着かないことから) 義理いっぺんで誠意のないこと。また、通りいっぺんのごちそう。
洒落本南閨雑話(1773)馴染の体「かいどふゆづけの、義理一っぺんの御ちそうは、よしにもしやしょふ」

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