海蝕(読み)かいしょく(英語表記)marine erosion

岩石学辞典 「海蝕」の解説

海蝕

海洋による浸食作用総称で,浸食営力としての海の作用には,(1) 海流と波による物質破壊および移動など海水物理作用,(2) 波や潮流による砕屑片の往復運動により海底岩盤がすりへる摩食作用,(3) 移動する砕屑片相互の衝突摩擦による細粒化が行われる摩滅,(4) 海水により岩石が溶解される溶食,の四つの作用がある[木村ほか : 1973].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android