海老尾・蝦尾(読み)えびお

精選版 日本国語大辞典 「海老尾・蝦尾」の意味・読み・例文・類語

えび‐お ‥を【海老尾・蝦尾】

〘名〙
琵琶(びわ)三味線部分の名。さおの頂端エビの尾のように反った部分。三味線では俗に天神(てんじん)ともいう。かいろうび。
※宗五大草紙(1528)琵琶琴笙など人に参らする様「琵琶を人にまいらするには、〈略〉海老尾の方を左になる様に渡すべし」
金魚の尾の形の一つ。エビの尾に似た尾。
※金魚養玩草(1748)金魚善悪の見わけやう「海老尾(エビヲ)、両ばね〈略〉図の外右の名ある尾あれども、画がくにいとまあらず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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