海外遠征(競馬の)(読み)かいがいえんせい/けいばのかいがいえんせい

知恵蔵 「海外遠征(競馬の)」の解説

海外遠征(競馬の)

日本調教馬による海外遠征は、1958年のハクチカラによる米国遠征が始まり。同馬は翌年2月にワシントン・バースデー・ハンデを制し、日本調教馬による海外初優勝を記録した。GI(グループI・グレードI)という格付けができて以降では、98年シーキングザパールによるモーリス・ド・ゲスト賞(フランス)が海外GI初制覇。近年では日本調教馬の海外重賞優勝も珍しいものではなくなり、2007年はアドマイヤムーンがドバイデューティフリー(アラブ首長国連邦)、シャドウゲイトがシンガポール航空国際カップ(シンガポール)で海外GI制覇を達成している。

(須田鷹雄 競馬ライター / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android