海外のサプリメント(読み)かいがいのさぷりめんと

食の医学館 「海外のサプリメント」の解説

かいがいのさぷりめんと【海外のサプリメント】

・L-カルニチン/人体で合成されるアミノ酸一種。脂肪の代謝を促進し、体脂肪を燃焼させる。コレステロール値を下げ、心臓病にも効果があるほか、アルツハイマー病の予防にも有効。
・リノール酸複合体CLA/肉や乳製品に含まれる脂肪酸の一種。体内脂肪を減少させ、筋肉を増強する。
クロム・ピコリネイト/野菜、肉、海藻などに含まれるミネラル。糖質、脂質の代謝を促進し、中性脂肪やコレステロール値を正常にする。動脈硬化や高血圧、糖尿病の予防のほか、ダイエットにも有効。
・HMB(β-ハイドロキシ、β-酪酸メチル)/食品中に含まれるアミノ酸ロイシンが、体内で分解されてできる。筋肉を増強し脂肪を燃焼させる。最新のスポーツサプリメントとして脚光を浴びる。
・チワヤ/中国のハーブ。代謝を変化させ、運動中に炭水化物ではなく脂肪をより多く燃焼させる。スタミナ増強にも有効。
・DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)/副腎や脳で生成される天然ホルモンで、ステロイドを多く含む。加齢により生産量が激減。免疫機能を正常に保つ働きのほか、精神安定にも効果がある。
ゲルマニウムニンニクキノコニシンなどに含まれるミネラル。免疫力を強化し、ウイルス増殖を抑制する。
・L-アルギニン/アミノ酸の一種。成長ホルモン合成にかかわり、体脂肪の代謝をうながして筋肉を強化する。また免疫機能を高めるほか、強壮効果もある。
・Co-Q10(コエンザイム補酵素)/体内のエネルギー生成に不可欠な補酵素。うっ血性心不全に効果が高く、また歯周病の治療にも有効。エネルギーを燃焼させるので、ダイエットにも有効。なお、日本では心臓病の薬として扱われている。
・NADH(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)/ナイアシン誘導体で、全細胞中に存在する。エネルギー生成に不可欠で、とくに脳の老化防止に効果が高い。アルツハイマー病やパーキンソン病の症状緩和にも有効。
・アシュワガンダ/インドのハーブ。強壮効果があるほか、関節炎の痛みを緩和する。
・カンラン/インドのハーブ。骨関節症やリウマチの関節炎に有効。また血中のコレステロール値や中性脂肪を下げるので、心臓病の予防にも効果がある。
・エルダー/セイヨウニワトコの抽出物。かぜ、インフルエンザの症状緩和に効果がある。
ルテインカロチノイドの一種。老化による黄斑変性などの視力障害に有効。
・PC(ホスファチジルコリン)/細胞膜に存在するリン脂質で、レシチンとも呼ばれる。血中コレステロール値を正常に保ち、弱った肝臓を回復させるのに有効。
・PS(ホスファチジルセリン)/リン脂質の一種。脳の能力向上に働き、記憶力や集中力を高める効果がある。

出典 小学館食の医学館について 情報

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