浮足立(読み)うきあしだつ

精選版 日本国語大辞典 「浮足立」の意味・読み・例文・類語

うきあし‐だ・つ【浮足立】

〘自タ五(四)〙 (「うきあしたつ」とも)
かかとが上がって、つま先立ちとなる。
※今弁慶(1891)〈江見水蔭〉八「なほも引けば、浮足立(ウキアシダ)ちて海中より、裸(はだか)漁師は引上げられ」
② (不安や不満を感じて)逃げ出しそうになる。逃げ腰になる。また、そわそわして落ち着かなくなる。〔大増訂ことばの泉(1908)〕
※形(1919‐22頃か)〈菊池寛〉「武者の前には、戦はずして浮足立った敵陣が」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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