浮貸(読み)うきがし

精選版 日本国語大辞典 「浮貸」の意味・読み・例文・類語

うき‐がし【浮貸】

〘名〙
① 古い商慣習で、呉服・薬種などの行商人に、先に商品を貸しておき、後で売れた分についてその代金から回収するやり方。〔大坂商業習慣取調書(1882)〕
銀行など金融機関職員が、他人預金を正規の帳簿に記入しないで、第三者に一時的に貸し付け、私利を得ること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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