浮流（読み）ふりゅう

精選版 日本国語大辞典

ふ‐りゅう ‥リウ【浮流】

〘名〙 空中や水などに浮かんで流れること。

※小学読本（1884）〈若林虎三郎〉五「海草は巖石に拠りて発生するもあり水上に浮流するもあり」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

ふ‐りゅう〔‐リウ〕【浮流】

［名］(スル)水に浮かんで流れること。「船の残骸が浮流する」
[類語]浮かぶ・流れる・漂う・浮く・たゆたう・浮遊する・漂流する

出典　小学館

世界大百科事典（旧版）内の浮流の言及

【運搬作用】より

…地殻の風化･浸食によって生産された砕屑（さいせつ）粒子が地表または地表付近を流体(水流，氷河，風)または生物の作用によって移動し，堆積するまでの一連の過程を運搬作用という。運搬形式によって，運搬作用は溶流，浮流，掃流に三大別することができる。溶流solutionは化学的風化作用を被った岩石や土壌の可溶性物質が，イオンの形で水に溶解して運搬される現象である。…

【川】より

…水量が多く，勾配が急で，流速が大きい河川では，岩屑などを運搬する能力が大きい。流水の運搬する物質を荷重といい，その運搬には，溶流，浮流，掃流の三つの形態がある。溶流は岩屑などを溶かしてイオンの形で運搬することであるが，運搬される物質の量は，浮流や掃流にくらべればはるかに少ない。…

※「浮流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」