精選版 日本国語大辞典 「浮寝」の意味・読み・例文・類語
うき‐ね【浮寝】
〘名〙 (「浮き」に「憂き」をかけて用いられることもある)
② 心が落ち着かず、安眠できないで横になっていること。
※万葉(8C後)四・五〇七「しきたへの枕ゆくくる涙にそ浮宿(うきね)をしける恋の繁きに」
③ 夫婦でない男女が一時的に契りを結ぶこと。
④ ねどころの一定しないこと。
※光悦本謡曲・杜若(1464頃)「ゆふべゆふべのかり枕、宿はあまたにかはれども、おなじうきねのみの尾張」
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