精選版 日本国語大辞典 「浮塵子」の意味・読み・例文・類語
うんか【浮塵子】
〘名〙 カメムシ(半翅)目ウンカ科および近縁の諸科に属する昆虫の総称。稲の汁液を吸い、枯らす害虫で、時に大発生することもある。体形はセミに似ているが、体長一センチメートル以下で、後肢(こうし)が発達し、よく飛びはねる。はねの色には緑、茶、白など種々ある。広義にはヨコバイ類やアワフキムシ類を含むが、中でも、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカの三種は稲の害虫として有名。あわむし。こぬかむし。ぬかむし。ふじんし。よこばい。《季・秋》
※俳諧・猿蓑(1691)二「日の暑さ盥の底の(ウンカ)かな〈凡兆〉」
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