精選版 日本国語大辞典 「浪人・牢人」の意味・読み・例文・類語
ろう‐にん ラウ‥【浪人・牢人】
〘名〙
※続日本紀‐延暦九年(790)一〇月癸丑「不レ論二土人浪人及王臣佃使一。撿二録財堪レ造レ甲者一」 〔柳宗元‐李赤伝〕
※源平盛衰記(14C前)二七「昔は信濃国住人、今は牢人(ラウニン)笠原平五頼直」
③ (━する) 職業を失うこと。また、一定の職業のない者。失業者。
※集義和書(1676頃)一二「高祖は、領地とては一尺の地も持せず、独夫の牢人なりしかども」
④ (牢人) 牢に入れられている人。牢者。〔日葡辞書(1603‐04)〕
⑤ (━する) かけおちをすること。また、その人。
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