浦和[市](読み)うらわ

百科事典マイペディア 「浦和[市]」の意味・わかりやすい解説

浦和[市]【うらわ】

埼玉県南東部の旧市。1934年市制。台地とその周辺の低地からなる。中心市街は中山道宿場町として発達,1876年県庁が置かれ急速に発展。東北本線,京浜東北線,武蔵野線,埼京線,埼玉高速鉄道線,東北自動車道,東京外環自動車道が通じる。1923年の関東大震災で被害が少なかったため,東京からの転入者が多く,第2次世界大戦後,1950年―1960年代には企業も多数進出し,人口も急増して東京の衛星都市となり,通勤者が多い。宅地化が進むにつれて企業の中には転出するものも出ているが,食品,機械,化学などの工業が行われる。農村部ではれんこん,クワイ,苗木特産。国立埼玉大学,サクラソウ自生地の田島ヶ原,日本最古の閘門(こうもん)式運河,見沼通船堀(史跡)がある。2001年5月大宮市,与野市と合併してさいたま市となる。70.67km2。48万4834人(2000)。
→関連項目浦和[区]桜[区]緑[区]南[区]

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