浅草縞(読み)アサクサジマ

デジタル大辞泉 「浅草縞」の意味・読み・例文・類語

あさくさ‐じま【浅草×縞】

縦糸にくずの生糸横糸木綿糸を用いたつむぎ織り。武蔵の八王子付近から産した。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「浅草縞」の意味・読み・例文・類語

あさくさ‐じま【浅草縞】

〘名〙 織物の名。経(たていと)にくずの生糸、緯(よこいと)綿糸を使って織った紬(つむぎ)織りの縞物。八王子地方で産し、元祿一六八八‐一七〇四)頃、俳優などが着た。
隔蓂記‐寛永一四年(1637)二月一八日「浅草嶋二端有音信」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報