浅手(読み)あさで

精選版 日本国語大辞典 「浅手」の意味・読み・例文・類語

あさ‐で【浅手】

〘名〙
① (形動) 性状物事状態などが浅いこと。また、そのもの。
四河入海(17C前)一一「あさでなものこそ、ちゃっと人も知れ」
② 浅い傷。軽傷。うすで。⇔深手
太平記(14C後)二六「三十余度の戦に、息絶え気疲るるのみならず、深手浅手(アサで)負はぬ者も無かりければ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「浅手」の意味・読み・例文・類語

あさ‐で【浅手/浅傷】

軽い傷。うすで。⇔深手
[類語]軽傷薄手無傷かすり傷軽症

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android