浄身(読み)じょうしん

精選版 日本国語大辞典 「浄身」の意味・読み・例文・類語

じょう‐しん ジャウ‥【浄身】

〘名〙 きよらかなからだ。また、体を洗いきよめること。
※妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)六「菩薩、浄身(シャウシン)(〈注〉キヨキミ)におきて、みな、よの所有をみん」 〔大比丘三千威儀‐下〕

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世界大百科事典(旧版)内の浄身の言及

【宦官】より

…しかし歴史上,宦官の果たした役割が最も大きかった国として有名なのは中国である。 中国では宦官を寺人,奄人(えんじん),閹人(えんじん),浄身,中官,内豎(ないじゆ)などとも称し,またペルシア語を音訳して火者(ホゼ)ということもある。その起源は明らかでないが,周代にはすでに存在し,奴隷として王室その他身分ある家の奥向きに使用され,女官の監督や雑役に従事したが,君主のそば近く侍するために,春秋戦国時代から権力をぬすむ者が現れ,秦代には趙高が始皇帝の死後政治をみだした。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」