浄土双六(読み)じょうどすごろく

精選版 日本国語大辞典 「浄土双六」の意味・読み・例文・類語

じょうど‐すごろく ジャウド‥【浄土双六】

〘名〙 絵双六一種室町時代に起こり、江戸時代に流行した仏法双六。良い目を振って上がりになると極楽浄土があり、悪い目を振ると最後には地獄に落ち永沈(ようちん)となる。賽(さい)は「南無分身諸仏」の六字を記したものを用い、南閻浮州(なんえんぶしゅう)を振り出しに極楽・地獄の道程が絵に書かれている。じょうどすぐろく。《季・新年》
実隆公記‐文明一一年(1479)九月一五日「浄土双六於御前打之」

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デジタル大辞泉 「浄土双六」の意味・読み・例文・類語

じょうど‐すごろく〔ジヤウド‐〕【浄土双六】

絵双六の一。江戸時代に流行したもので、南閻浮洲なんえんぶしゅうを振り出しに浄土を上がりとする。さいには「南・無・分・身・諸・仏」の6字を刻み、悪い目を振ると地獄に落ち、よい目を振ると浄土に至る。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「浄土双六」の意味・わかりやすい解説

浄土双六
じょうどすごろく

双六

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