流觴(読み)りゅうしょう

精選版 日本国語大辞典 「流觴」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐しょう リウシャウ【流觴】

〘名〙
① さかずきが流れていくこと。また、そのさかずき。→流觴曲水
菅家文草(900頃)五・上巳日、対雨翫花「暮春尤物雨中花、何況流觴酔眼斜」
② 「りゅうしょうきょくすい(流觴曲水)」の略。《季・春》
※新編覆醤続集(1676)六・甲辰上巳「病躯春共老、遊趣異流觴

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「流觴」の読み・字形・画数・意味

【流觴】りゆうしよう(りうしやう)

陰暦三月三日、曲水の宴。晋・王羲之〔蘭亭集の序〕激湍、左右に映帶するり。引きて以て觴曲水を爲す。

字通「流」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android