流目・流眄(読み)ながしめ

精選版 日本国語大辞典 「流目・流眄」の意味・読み・例文・類語

ながし‐め【流目・流眄】

〘名〙
① 顔をむけないで、目だけをそのほうに向けて見ること。また、その目つき。よこめ。斜視。りゅうべん。
色葉字類抄(1177‐81)「流 ナカシメ リウメン」
史記抄(1477)一五「辟倪はなかしめにみるぞ」
② 特に、男女の間で、相手の気を引くような目つき。異性関心をもっていることをそれとなく表現する目つき。色目秋波
※俳諧・武玉川(1750‐76)七「流し目は古いやつにてうまひやつ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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