流伝(読み)りゅうでん

精選版 日本国語大辞典 「流伝」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐でん リウ‥【流伝】

〘名〙 世の中にあまねく伝わること。広く伝聞すること。また、その伝聞。風聞。うわさ。るでん。
随筆山中人饒舌(1813)上「古人売山生活。我不能也。故流伝甚少」 〔郭受‐寄謝員外詩〕

る‐でん【流伝】

〘名〙 あまねくひろまり伝わること。
※大安寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年(747)「唯命受賜而、奉為遠皇祖并大王及継治天下 天皇御世御世、不絶流伝此寺」

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デジタル大辞泉 「流伝」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐でん〔リウ‐〕【流伝】

[名](スル)るでん(流伝)」に同じ。
風説はたちまち長安人士の間に―せられて」〈鴎外魚玄機

る‐でん【流伝】

世に広まり伝わること。広く言い伝えられること。りゅうでん。

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普及版 字通 「流伝」の読み・字形・画数・意味

【流伝】りゆう(りう)でん・るでん

広く伝わる。唐・元白氏長慶集の序〕禁省寺・郵候・牆壁の上、書せざる無く、王・妾・牛馬走の口、(い)はざる無し。~ありてより以來(このかた)、未だ此(かく)の如き傳の廣きらざるなり。

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