(読み)は

精選版 日本国語大辞典 「派」の意味・読み・例文・類語

は【派】

〘名〙 流儀主義思想態度などを同じくすることによってできたそれぞれ集団仲間。えだ。流派。また接尾語的に、それらの流れや仲間を表わす語の下に付いて、それが一つのまとまった組織系統傾向を持っていることを示すのにも用いる。「個性派
正法眼蔵(1231‐53)仏道「あるいは南禅師の一派を称して、黄龍宗と称しきたれりといへども、その派、とほからずあやまりをしるべし」

は‐・する【派】

〘他サ変〙 は・す 〘他サ変〙 派遣する。出張させる。
経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後「時機に投じて頻に人を四方に派し」

は‐・す【派】

〘他サ変〙 ⇒はする(派)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「派」の意味・読み・例文・類語

は【派】[漢字項目]

[音](慣)
学習漢字]6年
本から分かれる。「派生
分かれ出たもの。枝分かれした仲間・集団。「派閥一派学派硬派左派宗派党派流派
一部を分けて行かせる。「派遣派出派兵急派増派特派
[名のり]また

は【派】

一つのもとから分かれ出た、流儀や傾向・態度を同じくするそれぞれの仲間・系統。「党内に新しくを立てる」
接尾語的に用いて、仲間・系統を表す語の下に付き、そのような性格・傾向をもったものの意を表す。「主流」「印象」「たかと鳩
[類語]党派派閥旧派新派分派別派

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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