洪範・鴻範(読み)こうはん

精選版 日本国語大辞典 「洪範・鴻範」の意味・読み・例文・類語

こう‐はん【洪範・鴻範】

[1] 手本となる大きな範(のり)模範
異制庭訓往来(14C中)「素盞烏尊自始連三十一字以来。定為歌之鴻範也」 〔摯虞‐思游賦〕
[2] (洪範) 書経周書の編名。夏の禹王(うおう)の時、洛水(らくすい)から亀(かめ)が背負って出たという文書。堯舜以来の思想を集成したもので、天下の大法が説かれている。洪範九疇。〔漢書‐劉向伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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