津島[市](読み)つしま

百科事典マイペディア 「津島[市]」の意味・わかりやすい解説

津島[市]【つしま】

愛知県西部,濃尾平野上の市。1947年市制。中心市街は古くは河港,のち津島神社鳥居前町として発達した。近世は綿織物産地で,明治以後毛織物へ転換,現在は尾西毛織物工業地域の一中心をなす。1985年に市の製造品出荷額で約4割を占めていた繊維工業は2003年には約1割に落ち込み,輸送用機器,金属工業などが成長し,約3割を占めている。イチゴトマトなどの施設野菜や,花卉(かき)栽培など,都市近郊型農業が行われる。名鉄の津島尾西(びさい)両線が通じる。25.09km2。6万5258人(2010)。

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