津名町(読み)つなちよう

日本歴史地名大系 「津名町」の解説

津名町
つなちよう

面積:五四・六八平方キロ

淡路島の中央、津名郡南東に位置する。東・南東は大阪湾に面し、北は東浦ひがしうら町・北淡ほくだん町、西は一宮いちのみや町・五色ごしき町、南は洲本市。西側に津名丘陵を負い、その谷間より南東もしくは東に流れる佐野さの川・生穂いくほ川・志筑しづき川などが作る扇状地海浜に沿って続いている。海岸沿いを北東から南西へ国道二八号が通り、南西部を神戸淡路鳴門自動車道が縦断一宮町境に津名一宮インターチェンジが設けられている。古代以来津名郡に属した。慶長二〇年(一六一五)以降、阿波徳島藩領。近世後期には佐野村など三村浦が佐野組、志筑浜しづきはま村など七村浦が志筑組、下大町しもおおまち村など六村が王子組、志筑中田しづきなかだ村など三村が檜原組、塩田里しおたさと村など五村浦が安乎組に属した(反別戸数取調書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android