洗馬町村(読み)せばまちむら

日本歴史地名大系 「洗馬町村」の解説

洗馬町村
せばまちむら

[現在地名]塩尻市大字宗賀 洗馬

鳴雷なるかみ山の西方奈良井ならい川の東岸にあり、中山道沿いの村。古くは崇賀そが郷、草茂くさも庄に属す。洗馬町村は中山道洗馬宿と同じで、その近世村落としての呼称である。中山道設定の際大怒田おおぬだ村などから移住させたもので、天正の石直しの筑摩安曇両郡郷村御朱印御高附には大怒田村八二石と洗馬郷新町上手しんまちわで分二五石があるが、寛永初年の戸田家領内高辻寄帳には洗馬宿と改められている。洗馬宿の設定は慶長末年から元和二年(一六一六)の間と推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android