洒落のめす(読み)しゃれのめす

精選版 日本国語大辞典 「洒落のめす」の意味・読み・例文・類語

しゃれ‐のめ・す【洒落のめす】

〘自サ五(四)〙 (「のめす」は徹底的にする意)
冗談を言いつづける。しゃれを言いまくる。
洒落本辰巳之園(1770)「雨落(あまおち)きしゃご見たやうにしゃれのめすよ」
② すっかりおしゃれをする。
多情仏心(1922‐23)〈里見弴振仮名「柄にもなく手綺麗に洒落のめして」
③ 思うまましゃれたことをする。
十字路に立つ大学(1951)〈林達夫〉二「絵心が起って〈略〉写生一時間としゃれのめすものもあれば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「洒落のめす」の意味・読み・例文・類語

しゃれ‐のめ・す【×落のめす】

[動サ五(四)]
度を越してしゃれを言う。何でも冗談にしてしまう。終始しゃれを言い続ける。「まじめな話を―・すな」
大いにおしゃれをする。
「柄にもなく手綺麗に―・して」〈里見弴多情仏心
[類語]からかう冷やかす茶化すおひゃらかすおちゃらかすふざける混ぜ返すおちょくるなぶるもてあそぶ玩具おもちゃにする野次る野次を飛ばす半畳を入れる茶茶を入れる揶揄やゆ玩弄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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