洋傘(読み)ようがさ

精選版 日本国語大辞典 「洋傘」の意味・読み・例文・類語

よう‐がさ ヤウ‥【洋傘】

〘名〙 こうもりがさ
※西京繁昌記(1877)〈増山守正〉初「洋傘の柄より水を放ち」

よう‐さん ヤウ‥【洋傘】

〘名〙 こうもりがさ。ようがさ。

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デジタル大辞泉 「洋傘」の意味・読み・例文・類語

よう‐がさ〔ヤウ‐〕【洋傘】

洋式の傘。こうもりがさ。竹製の骨に油紙を張った和傘に対して、主に、金属製の骨に布・ナイロンなどを張ったものをいう。
[類語]唐傘番傘蝙蝠傘蛇の目傘雨傘日傘パラソル

よう‐さん〔ヤウ‐〕【洋傘】

こうもりがさ。ようがさ。

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世界大百科事典(旧版)内の洋傘の言及

【こうもり傘(蝙蝠傘)】より

…開いた形がコウモリの飛ぶ姿に似ているので,明治初年にこの名がついた。竹の骨に紙を張った従来のものと区別するため,西洋傘,洋傘とも呼ばれた。日本にはじめて伝えられたのは1859年(安政6)で,イギリスの商人が持ちこんだといわれ,慶応(1865‐68)のころには外国商人が売り出すようになり,武士の間に使う者があらわれた。…

※「洋傘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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